今日、人類の起源的なものに触れる機会があり、
私が小学校に通ってた頃は、日本人の祖先は北京原人とかジャワ原人とかで、
白人系はネアンデルタール人で黒人系はアフリカ大陸が起源とか、
そう教科書にあったような気がするんですが(うろおぼえ)、
最近は、どの人種も全部アフリカのアウストラロピテクスナントカシスというのが
共通の起源なんだよっていうことがわかって、そういうことになっているらしいです
まぁそれはへぇ〜と思ったので書いてみただけなんですが、
その先生の話の中で、人類の進化の過程について特に面白いなと思ったのが、
男子が女子を獲得するために、対する男子と戦うときの方法についででした。
いわゆる類人猿の頃は、男子はこう、「犬歯」を使って相手と戦っていたらしいんですね。犬歯を。
つまり格闘です。超接近戦の、あるものは自分だけみたいな格闘です。反射でしかない。
で、それがもっと脳の容積が増えてきて直立歩行をするようになると、
男子は女子に対して「食物などを与える」ことによって、
べつに犬歯を使わなくてもそれなりに獲得できることを覚えていったらしいという。
ものすごく興味深い説だなと思いました。
そこで、男子の進化について千代田なりに立ててみた仮説を聞いていただけますか。
いやものっっっすごいくだらないんですけどね、
ちょ、言わせてマジできょうそのことで1日潰れたんだって真顔
現代の人類の歯を思い浮かべてみる。
歯医者さんにあるあのパコパコとするやつですね。
それによれば犬歯と呼ばれるものは現在糸切り歯というカワイイものに取って代わっている。
犬歯は糸切り歯に進化した。
という前提があるとしても、男子の犬歯の使用からプレゼントの利用への進化について、
犬歯の退化論だけで語ってしまうと少し乱暴な気がする。
男子が女子を獲得するのに犬歯を使用しなくなる、
これは言い換えると、喪失を予知したときの本能的な反射から、
喪失を予知した上で、かつそのあとあとまでの影響を視野に入れた上での、
文化的行動への移行の1ページのすきまであります。
…たぶん
つまりごくシンプルな、女子獲得のためのプレゼント攻撃というものこそが、
人類の特に男子の進化の一端を担っているということになるのであります。
……たぶん
りんごでもいいんです。そのへんでつかまえたイワナいっぴきでもいいんです
男子というものがそれを一人の女に与えて、
その結果そのあといろいろおいしいよねということを考えるということがもう進化なんですね。
のちにふたりのあいだに何かあった場合、「あんときのイワナの話だけどさ」とか言えるわけです。
すっっげロマンと思ったごめんマジ思った
そして、ある一人の男子からそれを与えられることによって、女子の脳がどう反応するのか
また、その男子が他の女子にも同じようなことをしているというような場面を、
仮に目撃などしたときにはさらにどう裾野を広げて反応するのか。
そのようにして、女子の脳は進化してきたのかもしれないわけですね。
感情/会話/原因と帰結、みたいなものでひじょうに文化的な進化をしたようにみえて、
その実ものすごく本能的に、脳は進化しているんじゃないかっていう
そしてそれはいまでもそう変わってないところが、
ひとってな…もうね……と思わせるひとつの要因ではないかと思います。
さて、千代田の仮説の本題ですが、
最近の男子だと草食系とかが取りざたされていますが、
それを上記の説と絡めて考えてみると、
たとえば「食物などを与える」ことから「食物などを与えられる」段階へ、
この時代に来て男子はもう一段階進化するとも言えるのではないか。
祖先の「犬歯」から「プレゼント攻撃」への劇的な進化は、
いわば超肉食からちょっと草食を取り入れてみた結果ということもできる気がする。
なので、ことに男子の進化というものは、
少しずつ草食になっていく過程ということもできるのではないか、という気がする。
気になるのはそれに合わせて女子がどう進化するのかというところなのですが、
それについてはまだ仮説ができていません
ただ、男子の草食系への更なる進化は、男子がだんだん安全になってきているとも言えて、
それに伴って女子というものも、いわゆる健在的な危険からは遠くなっていくとも言える。
そうなると、女子の進化って、かなりこれ危機ではないか。
1.ひとつ示された言動から、裏側を察する能力。
2.それを一つ先の行動にして用意して待ち構えてあっと言わせる能力。
3.あっと言った男子に対し、え、そんなつもりじゃないんですけどとすっとぼける狡猾さ。
そういったものは、女子の進化の間に培われた女子の特権なのであると私は主張したい。
とくに1が大事。ものすごく大事だ。
察するという能力は、言葉は悪いがいわゆる「嫉妬」から芽吹いたものであると思う
それがなかったら、別に裏をかく必要はないわけで
男子が浮ついたいきものであるからこそ、女子は憤慨して嫉妬して、
けど一人占めしたいのを表に出したら泣くしかない。
一回泣いたら感情的になってしまうから自分でも始末に負えない。男子なら尚更だろうとか、
そういう、ぐるぐるの過程で、女子脳は少しずつ進化してきたのでないか
泣くから感情のいきものと言われる。だが事実は果たしてそうだろうか
だって女子は瞬発力より、じっくり観察眼を持って、自他共と向き合って静かに考えないと、
同じ女子の中で生き残れないっぽい
ものすごく人文学的視点にかたよった捉え方になりましたが、
科学的なものの見方と人文学的なものの見方は、
科学技術の進歩に伴ってかなり共存できるようになってきたなぁと最近思います。
ていうかアレだ、
男子は少しくらい危険じゃないと、ちょっと種の起原的にアレなんじゃないかと
類人猿から現代人への進化は、しばしば「繁栄」と表現されますが、
私は必ずしもそうは思わない
なにかが確実に目減りしている気がする。ということを、
愛だとか恋だとか、好きだとかつきあうのつきあわないのとか、
そういうことを文字にしていくことで、とことんつきあっていけたらなぁ。と思います
総括すると、犬歯を使わなくなったとき、男子に何があったのか。
結局そのへんに答えがある気がする。
[2回]
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