11/22でいいふうふの日だそうですね!
なんて良いひびきか…しみじみ
コルダ3でいいふうふというと誰だろうと日がな考えてたんですが(仕事しろ)
やっぱり八木沢部長んとこだろうなぁという結論になりました
ただの萌え語りですがちょっとえろいかもしれないので苦手な方はすみません…
気持ちぶんだけ下げます
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八木かなはふうふになったら部長が主夫みたいなるのが好きです。
主夫って言ってもかなでちゃんと立場逆転とかじゃなくて、
仕事は部長がっていうか14代目ですしねふつうに家業を継ぐんでしょうし。
私は部長のオカンではありませんが、部長には大学を出た暁には、
ぜひ仙台に戻って家業を継いで欲しいとかなり真剣に願っているフシがあります。
あ、なんの話だっけか
そうそういいふうふの話@八木かな でしたね
部長は、主夫っていうか料理とか洗濯とか新聞取りに行くとかの家事全般を、
自分からするというよりはとにかくなんでも手伝ってくれるようだといい
朝は部長の方が早く起きてコーヒーは入れといてくれるとか
あとから起きてきたかなでちゃんが、
「ごめんなさい、また寝坊しちゃった」
とかいそいそエプロンくくりながら言いますかね、で、
焦ってるから上手く結べなくてタテになる。
かっっ、かわっ、かわいいそのかなでちゃんかわいいわたしがほしい
(…あ、タテになっているな)
というのを部長がテーブルでコーヒー飲みながらチラッと見ていることがあとあと大事
もうオチが見えていますね。ですが気にせず続けるぞ
今のところ、部長はそのままおとなしくコーヒーを飲んでいる。
「本当に、いつまでも朝が苦手なんだな」
と、小さく笑いながら、対面式のキッチンの向こうへ声をやる。
キッチンでは冷蔵庫を繁く開け閉めする音とか、
ボウルに卵割ってる音とかがしている。
「そうなんですよね。気を付けてるんですけど。どうして治らないんだと思いますか?」
「うーん。もう少し早く寝るとか」
「夜? そうかなぁ、早く寝てると思うけど」
部長は再びくす、とノドを鳴らして笑う。
↑ こっそりスイッチ入ってますよ っていうやや黒いとこが部長にはあるといいと思う
「そうだったね。確かに、夜遅くまでつきあってくれるわけでもありませんし」
部長はここでコーヒー飲むのやめて立ち上がる。
そのとき、ガタッてちゃんと音がするといいと思う。
キッチンのかなでちゃんの中では既に話題が変わっている。
「本当に、ごめんなさい。お腹すいちゃいましたよね」
と、ダイニングの方へ届くだけの声量で言いながら、
焼けてきたベーコンエッグを取り分けるためのプレートを食器棚から取り出している。
その返事は、予想していたよりもずっと近いところから聞こえてくる。
「おなかはすいているけれど、時間がない」
「…ん? 八木沢、さん…?」
もう真後ろでいいと思うんですね。
耳許で囁いているので、ビクってなって手が滑ってプレート落としたりしないように、
片手は既にかなでちゃんの上から重ねて持ってあげてるくらいの周到さが部長には必要です。
難しいようでいてそんなことは標準装備でできるといい。
無駄に気配りができるタイプなので、たとえ初めてでも計算しなくてもできてしまうという、
天然の恐ろしいとこがこのへんだと思う。
「『八木沢さん』?」
「な、んですか、こんなところでだめですってば」←テンプレな反応がいい
「かなでさんだって『八木沢さん』なのに、いつまでもそんなふうにしか呼んでくれないから」
「あ———」
朝起きてくれないのは、ほんとは別に気にしてない部長
夜遅くまでつきあってくれないのは、ちょっとアレだなと思うときもあるけど、
本当にしたいときは寝てるとこじわじわ襲うくらいのことはするので、
やっぱりそんなに気にしてない部長
それより気にしてたのは、ずっと『八木沢さん』呼びだったこと
みたいなかんじだったらほんとにごろんごろんする
いつ変わるのかな、そのときにはどう変わるのかな、と、
それも楽しみではあったんだけど、ちょっとゆらゆらさせてみた、という。
つきあってるあいだはいろいろ刺激もあったのが、
ふうふになってみると、ほのぼのな日常の連続で、
それもまたいいんだけど、たまにはゆらゆらさせてみないと駄目だな、と、
そういうことを実は考えてくれてるひとだとものすごくかっこいいと思う。
部長に指摘されて、かなでちゃんはけっこうマジに考え込んでしまっている。
後ろだっこされてることとか既にどっか行ってしまってて、
ときどき首筋に唇当てられたりとかもするんだけどそんな場合じゃない。
なんでいままで気付かなかったんだろう、
で、だったらなんて呼ぼう、
でもいきなりは少し恥ずかしいし、みたいな感じ
そんなことしてる間にフライパンの上のベーコンエッグがギリギリ
「あの、たまご」
「うん?」
「たまごとってからでもいいですか」
あれ、とフライパンを指差すかなでちゃんと、
同じ方向見てやっぱりこっそり笑う部長
部長はわかっててやってるなという気がものすごくする
「食べてもらってる間に考えますから」
「そう。楽しみだな」
無事解放されたかなでちゃんは、
ベストの加減よりもやや固めに仕上がってしまったベーコンエッグをプレートに取り上げる。
その後ろで部長がタテになったリボンをほどく。
「や、やぎさ」
「もうその呼び方はできなくなったのではなかった?」
「え……」
「大丈夫、結び直すだけですから」
本当に結び直すだけ…?
と、かなでちゃんに一抹の不安があるのは過去の部長との日々の中での経験から。
あれ、なんだろえろいなこのふたり
結び直すだけの方がいいのか、
結び直してくれなくて他のなにかに取って代わる方がいいのか、
かなでちゃんは微妙にゆらゆらするといい。
「本当に、時間がないんですよね」
言ったのは部長で、それはかなでちゃんにというよりは、
ひとりごとに近いかんじで、明瞭ではないかんじで
その間にかなでちゃんは付け合わせとかを着々と盛りつけている。
リボンは無事にちゃんとしたちょうちょ結びに直されて、
良かったんだか悪かったんだか、ここで双方おんなじ気持ちになるわけです。
なんだか無言のキッチンの、ちょっとそぞろな空気を、かなでちゃんが破る。
「はい、できあがりです!」
ぽん、とプレートが部長の手に渡される。
できたてあつあつ
「あとでトースト持って行きますから、熱いうちに食べてください」
にこっと笑うワイフは可愛いですね
可愛いワイフが作ってくれたものなので、食べないで出たらかわいそうです
「きょうは、一緒に食べませんか」
「……でも、私のぶんまで作る時間は」
「だから、これを、一緒に」
「……いいんですか? お昼まで保たないかも」
「いいえ、大丈夫」
保たないぶんは、行ってらっしゃいのキスで十分足りるみたいです。
そのとき『八木沢さん』じゃない別の呼び方に変わっていれば、もっと十分みたいです。
ひとりぶんの朝食を、ふたりで向かい合ってつつきあうだけの、
いい夫婦の日が始まりました。
しかし夫婦で妄想しているのに頭に出てくる絵がふたりとも制服なのは何故だろう
八木かなふうふかわいい! 大好きだ!
[4回]
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